
中東と一口に言っても、広さの感覚ってなかなかピンとこないですよね。砂漠が広がるイメージはあっても、国ごとの面積がどれくらい違うのかって意外と知られていないかも。つまるところ、中東の16カ国の総面積は「およそ1,000万平方キロメートル」で、面積は国によってかなり差があるんです。 では、どの国がどれだけ広いのか? 面積ランキングと一緒に見ていきましょう!
まずは全体の広さから見てみましょう。世界の中で見ても、中東はけっこう広大な地域なんです。
「中東」に含まれる代表的な16カ国の合計面積は、およそ1,000万平方キロメートル。これはなんとアフリカ全体の約3分の1、日本の約26倍にも相当する広さなんです。
中東という地域は、アジア西部を中心にしながら、北東アフリカ(例:エジプト)やヨーロッパ寄りの国(例:トルコ)も含んでいて、ユーラシア大陸とアフリカ大陸の結節点としても特徴的な地形です。
ここからは、よく「中東」とされる16カ国の面積をランキング形式で紹介していきます。小さい国と大きい国でかなり差があるので、意外な発見があるかもしれませんよ!
※ランキングは国連統計などをもとにした参考値です。イエメンは5位相当ですが、あえて最後に記載しています。
中東最大の国はサウジアラビアで、なんと日本の5倍以上! 次いでイラン、エジプト、トルコと続きます。この4カ国で、中東全体の面積の半分以上を占めるんです。
逆にカタール・バーレーン・UAEなどの湾岸諸国は、経済力に比べて面積はとってもコンパクト。それでも石油や天然ガスの埋蔵量で世界に影響力を持っているのは驚きですよね。
面積が大きい国がすべて主導権を握っているかというと、必ずしもそうとは限らないのが中東の面白さでもあります。
カタールはFIFAワールドカップを開催し、UAEはドバイを国際都市として発展させるなど、国土が狭くても世界に与える影響は大きいです。
たとえばイラクやシリアは肥沃な三日月地帯に位置していて、古代文明の発祥地として発展してきた歴史があります。一方で、砂漠が多いサウジやオマーンは、現代になって石油開発で一気に存在感を高めました。
中東って実は広大で、合計するとおよそ1,000万平方kmに及ぶ大きな地域なんです。でもその中には、砂漠の大国もあれば、都市国家のような小国もあるという多様性があるんですね。面積だけじゃ測れない影響力があるのが、中東の面白いところなんです。