
東南アジアを旅すると、あちこちで「あ、日本と違う!」って思う瞬間に出会います。食べ物の香り、街の音、人との距離感…。東南アジアの文化的特徴には、日本ではなかなか見られないユニークな生活スタイルや価値観がたくさん詰まってるんです。しかもそれが、日常のごく自然な一部として根付いてるから面白い!今回は、そんな東南アジアの「日本にはない生活文化」を5つ、厳選してご紹介しますね。
まずびっくりするのが「手食文化」。特にインドネシアやマレーシア、フィリピンでは、右手でごはんを直接食べるのが伝統的なスタイルです。
もちろん最近はスプーンやフォークを使う人も増えていますが、地元の食堂や家庭では手で食べる光景が今でも普通に見られます。これってただの習慣じゃなくて、「五感で食を味わう」っていう感覚も大事にされているんですね。
ちなみに左手はNGです!宗教的な意味合いで、左手=不浄とされているため、食事は必ず右手で行うのがマナー。
タイやベトナム、マレーシアを歩いていると、あちこちに屋台が並んでいて、どこからともなくいい匂いが漂ってきます。実はこれ、観光向けってわけじゃなくて、地元の人の日常なんです。
「朝はお粥(カオトム)を屋台で食べて、夜は焼き鳥(サテ)を持ち帰り」なんて人も多いんです。屋台にはコスパよくて美味しい料理が揃ってるし、コンビニより身近な存在なんですよ。
初めての人は衛生面が気になるかもしれませんが、地元の人で賑わっている屋台はたいてい安心。人気屋台は並ぶほどの人気で、むしろ「地元の信頼」が品質保証になってるんですね。
日本では「玄関で靴を脱ぐ」が当たり前ですが、東南アジアでは少し事情が違います。タイやフィリピン、マレーシアの都市部などでは、家の中でもサンダルやスリッパを履いている人が少なくありません。
高温多湿な気候だと、床に素足でいるとペタペタして気持ち悪かったり、タイルが熱くなったり…。だからサンダルを履いたまま室内を移動するスタイルが合理的なんです。
さらに、東南アジアの家はベランダとリビングが一体化していたり、屋外スペースも「家の一部」みたいに使う文化があるので、「土足禁止」みたいな日本式の区切り方はあまり強くありません。
これはカルチャーショックを受ける人が多いかも?東南アジアのトイレでは紙を使わず水で洗うのがスタンダードな国もあります。
インドネシアやマレーシアでは、トイレの横にバケツとひしゃく(またはシャワーガン)が常備されていて、用を足したあとに水で洗うのが一般的。最初は戸惑いますが、実はこれ、衛生的だと感じる人も多いんですよ。
観光地のトイレには紙がある場合もありますが、ローカルなトイレでは自前で持っていくのが鉄則。慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、「文化の違い」として面白く受け入れてみましょう。
東南アジアの人たちは、全体的にフレンドリーでオープン。知らない人にも気さくに話しかけるし、スキンシップもわりと多めです。
たとえば家族でバイクに乗るとき、子どもを前に、後ろにお母さん、お父さんなんて光景も普通。日本だとびっくりするかもしれませんが、それだけ人との距離が近くて、家族が密な単位なんですね。
東南アジアの多くの国では、「ニコッと笑う」ことで人間関係が円滑になります。怒る前に笑う、文句より先に微笑む…そんな柔らかいコミュニケーション文化が根付いています。
東南アジアの文化には、日本では当たり前と思っている常識を覆すような生活習慣がたくさんあります。でもそれって「違う」だけで、「間違っている」わけじゃないんですよね。むしろ、暮らしの中に根付いた知恵や工夫がいっぱい。そんな視点で見てみると、異文化ってとっても面白いものなんです。