東アジア

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東アジアの特徴

東アジア記事一覧

<クリックで拡大>東アジアはユーラシア大陸、アジア大陸の東部に位置する、(北西から)モンゴル、中国、朝鮮、台湾、日本などを含む地域です。太平洋に面しており、地理的な区分としては、中国東北地方の大興安嶺(だいこうあんれい)からインドシナ半島のホン川にいたるまでの地域(面積にして約1176平方キロメートル)を指しています。気候的にはモンスーンの影響を強く受ける地域で温暖湿潤。豊富な河川もあり水田稲作が...

俗に言う「東アジア人」とはアジア系民族の一種で、東アジア領域に居住する民族です。ただし東アジア人と一口にいっても、民族構成は多様で、漢族、日本民族(大和、アイヌ、琉球)、朝鮮民族、モンゴル系民族、ウィルタ民族、ニヴフ民族など様々な民族で成り立っています。さらに細かく分けると100を超える民族(特に中国には55もの少数民族)がおり、「東アジア人」を厳密に定義付けることは難しいでしょう。東アジア人の呼...

東アジア諸地域は、中国(漢文化)の圧倒的影響力のもと形成された文化圏です。そのため日本、韓国、台湾、ベトナムなど東アジアに属する国々では、中国の影響を受けた言語が使用されています長らく文字が存在しなかった日本に文字をもたらしたのも中国です。日本は今でこそ独自性の強い言語を使用していますが、日本語の語彙の大部分は中国起源で、かつては漢文を書き言葉にしていたのです。一方で日本で作られた漢字が中国に逆輸...

東アジアでは儒教、仏教(主に大乗仏教)、道教などの宗教が主流の位置を占めています。しかし西洋の東アジア進出、東南アジア・アラブ世界からの移民増加など、様々な要因により、キリスト教やイスラム教など他の様々な宗教も信仰されるようになりました。ここでは東アジアでの各宗教事情を紹介したいと思います。東アジアのキリスト教唐の時代(618年 - 907年)、キリスト教の一派の景教(ネストリウス派)、ゾロアスタ...

東アジアの気候は内陸部と沿岸部で違いが大きいのが特徴です。比較的雨が多く湿潤な沿岸部に対し、内陸部は乾燥しており砂漠やステップが広がっています。東アジアの気候区分亜熱帯気候該当地域:日本の沖縄、台湾の台北、中国の広州など亜熱帯気候は夏は熱帯地域なみに暑く多湿、冬は温和になるのが特徴です。降水量によりさらに亜熱帯砂漠気候、亜熱帯ステップ気候、地中海式気候、亜熱帯冬雨気候に分類されます。雨が少ないとこ...

「東アジア文化圏」は、世界最古の文明の1つ中国文明の影響を受け成立し、時代が下るにつれて各地域が独自の発展を遂げていきました。中国王朝の成立古代中国はいわゆる群雄割拠で、数多の勢力が中国統一を目指ししのぎを削る戦乱の時代でした。前1600年頃、確認されている中では最古の王朝・殷が成立し、以後、前漢、新、後漢、魏、随、唐と、様々な王朝が成立しては滅んでいったのです。そして日本含め、周辺の東アジア諸国...

東アジアの地形的特徴は端的にいえば「西高東低」で、西の内陸部には2つの巨大な造山帯が走り、東の沿岸部には広大な平原が広がっています。ここではそんな東アジアを構成する様々な自然要素の中で、特に重要なものを紹介していきます。東アジアの山脈・造山帯東アジアの内陸には古期造山帯と新期造山帯が連なっています。新期造山帯はヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、クンルン山脈などを形成、古期造山帯は天山山脈、アルタイ山脈...

東アジア最大の農業生産国は中国です。東アジアで算出される農産物のほとんどは中国産といってもいいでしょう。米、大豆、ネギ、桃など、日本でも日常的に食べられる主食・野菜・果物の多くは中国で生まれました。地域別農作物中国大陸では、東部の多雨な沿岸地域では米作・畑作が行われ、西部の乾燥した内陸部では畜産が行われています。中国大陸という広大な国土の、各地域の気候・地形に応じた、実に様々な農産物が日々大量に生...

東アジア(主に中国)では、石炭、鉄鉱石、タングステン、マンガン、水銀、モリブデン、アンチモン、塩など鉱物資源、石油・天然ガスといったエネルギー資源が豊富で、工業が活発に行われています。工業化の歴史東アジアの本格的な工業化は19世紀から始まり、20世紀末からヨーロッパやアメリカの企業を積極的に誘致し、急成長。今では世界で使われる工業製品の一大拠点となっています。1970年代以降に急速な工業化と高い経...

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