東南アジアに住む民族の特徴とは?

東南アジアに住む民族の特徴とは?

東南アジアには、世界の総人口の1割に近いおよそ5億人が住んでいます。世界の熱帯地域の中でも、際立って人口が集中している地域といえます。民族多様性にも富み、民族の慣習や環境に応じた、様々な生活様式や価値観が並存しています。

 

東南アジアの民族多様性の理由

地理的に海路をたどれば、どこからでも容易に進出できることから、古来より民族流入がさかんに行なわれています。そのため民族的にも多様で、少数民族を合わせたら1000を超える民族が居住しています。
この地域の民族多様性には近代以降のヨーロッパ人の進出も大きく関係しています。19世紀初頭、この地域の地政学的重要性に目を付けたヨーロッパ人は、マレー半島などに自由貿易を行う港湾を儲けました。東西貿易により急速な経済成長を遂げたことで、中国やインド、アラブなど様々な地域から、職を求める大量の移民が流入したのです。

 

東南アジア諸国の民族

インドネシア

ジャワ人、スンダ人、マドゥラ人、ミナンカバウ人、ブギス人

 

フィリピン

タガログ人、セブアーノ人、ヒリガイノン・イロンゴ人、イロカノ人、ビコル人

 

マレー半島

マレー人

 

タイ

タイ人

 

ベトナム

ベトナム人、タイ人、ムオン人、モン人

 

カンボジア

クメール人

 

ラオス

ラオ人

 

ミャンマー

ビルマ人、シャン人、カレン人、ラカイン人