東南アジアの自然環境の特徴

東南アジアの自然環境の特徴

東南アジアの自然環境の特徴

東南アジアというのは地形の変化に富んでおり、その自然構造は複雑です。山地か平原かデルタか沿岸か、など環境によって形成される自然(植生、生息動物など)は異なり、この地域に住む人々は、古来より周りの自然環境に適応した生活を送り、東南アジアの文化形成にも重要な影響を与えました。例えばメコン川やチャオプラヤ川の下流域には三角州(デルタ)が広がっており、保水力が高く肥沃なことから農業がさかんで、古来より文明発展の基盤になってきたことはよく知られています、

 

東南アジアの火山

東南アジアの中で、インドネシアやフィリピンなどの島々でなる「島嶼部」は、数百の火山が連なる火山帯エリアになっています。噴火、地震活動が頻繁に観察され、地盤が不安定なことで知られます。しかし火山の存在は肥沃な大地をつくりだし、東南アジアの農業生産の基盤となるなど、人々の生活に欠かせない「自然の恵」でもあるのです。

 

東南アジアの植生

東南アジアは温和で降雨量の多い気候から、豊かな植生に恵まれた「植物の宝庫」です。地理的にアジアとオーストリア大陸の接点にあたるため、アジア系植物とオーストラリア系植物が両方観察できるなど植物多様性にも富んでいます。
海岸の低地エリアにはマングローブ樹林、泥炭林が、大陸部にある平原エリア(コラート平原、カンボジア平原)には雨緑林が観察され、標高数千メートルの高山地帯には冷温帯でみられるような植生もみられます。

 

 

東南アジアの海・海峡

南シナ海、タイランド湾、パンダ海、アラフラ海

 

東南アジアの山脈・造山帯

ヒマラヤ山脈、アラカン山脈、シャン高原、アンナン山脈

 

東南アジアの河川・最長の川

イラワディ川、サルウィン川、チャオプラヤー川、メコン川、ソンコイ川

 

東南アジアの平原

コラート平原、カンボジア平原

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