東南アジア

東南アジア

東南アジアの特徴

東南アジア記事一覧

<クリックで拡大>東南アジアは、アジア大陸南東部にある、インドシナ半島とマレー諸島で構成される地域です。赤道を中心に南北に広がり、大陸部(ミャンマー,タイ,ラオス,カンボジア,ベトナム)と島嶼部(マレーシア,シンガポール,インドネシア,ブルネイ,フィリピン)の国々に分けられます。大部分がモンスーンの影響が強い熱帯雨林気候に属し、農業分野では米、工業分野ではスズ、鉱物、木材など、気候に適応した生産活...

東南アジアには、世界の総人口の1割に近いおよそ5億人が住んでいます。世界の熱帯地域の中でも、際立って人口が集中している地域といえます。民族多様性にも富み、民族の慣習や環境に応じた、様々な生活様式や価値観が並存しています。東南アジアの民族多様性の理由地理的に海路をたどれば、どこからでも容易に進出できることから、古来より民族流入がさかんに行なわれています。そのため民族的にも多様で、少数民族を合わせたら...

東南アジアの代表的な民族衣装を紹介しています。東南アジアには多様な民族が暮らしており、それだけ数多くの個性的な民族衣装がみられます。熱帯雨林気候に適応した機能的な側面もしっかりしているのが印象的です。サロンインドネシアやマレー半島の男性が着るロングスカートのような腰布です。「サロン」はマレー語で「袋」を意味。熱帯の気候に適応した、通気性がよく機能的な普段着です。布を筒状に縫って作り、多くは木綿製で...

東南アジアは複合民族国家が多いので、同じ国民でも異なる母語を持っていることは珍しくありません。例えばシンガポールはマレー語、中国語、インド語、英語の四か国語を公用語にしています。東南全体ではの言語については、インドの影響が非常に大きいです。特に古代インドで成立した二大叙事詩『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』が伝えられたことは、大きな変革になりました。東南アジアの言語系統の種類シナ・チベット語族 ...

東南アジアは宗教的に多様性に富んでいます。この地域は海路をたどれば容易に出入りができることから、古くから民族移動がさかんな地域でした。そのため各地域より様々な信仰がもたらされ、宗教の国際見本市のような場所になったのです。もともとは先住民に広く信仰されていたのは「アニミズム」と呼ばれる原始宗教が根付いていました。自然現象に神の力を見出し、祖霊を崇拝するというもので、新石器時代の芸術品には祖霊の姿をし...

東南アジアは赤道を中心に南北に広がる地域です。全体的にはモンスーンの影響を受ける熱帯雨林気候(ケッペンの気候区分でいう熱帯)が支配的で、年間平均気温が25度以上と高く、年間通して雨が多いのが特徴です。そのため木や竹を組んで作る風通しの良い高床式住居や、薄手で通気性の良い素材でつくる衣服など、高温多湿に適応した特有の文化が見受けられます。また熱帯エリアでも高地は冷涼であったりと、環境によっても気候は...

東南アジアはインドシナ半島を中心とした大陸部とマレー半、インドネシア、フィリピンなどの島々の島嶼部から構成されます。古来より、海と大陸の河川を介した民族移動がさかんな地域で、インドや中国、イスラームなど外来文化の影響を受け、複雑な歴史を展開し、独自の文化を発展させてきました。文明開化前2千年紀末にベトナムやタイ東北部を中心に青銅器が作られていました。前4世紀には中国に影響を受けたベトナム北部を中心...

東南アジアというのは地形の変化に富んでおり、その自然構造は複雑です。山地か平原かデルタか沿岸か、など環境によって形成される自然(植生、生息動物など)は異なり、この地域に住む人々は、古来より周りの自然環境に適応した生活を送り、東南アジアの文化形成にも重要な影響を与えました。例えばメコン川やチャオプラヤ川の下流域には三角州(デルタ)が広がっており、保水力が高く肥沃なことから農業がさかんで、古来より文明...

東南アジアでは、豊富な労働力と熱帯気候下の豊かな森林と土壌の恵みを活かした農業がさかんです。特に自給を目的とする米作が発達しており、「アジアの穀倉」と呼ばれるほどの生産力を有しています。栽培方法は、湿潤な気候を生かした水田稲作が主です。焼畑も行なわれますが、煙害や土壌浸食、森林破壊が問題視されるようになったので、現在では各国で規制が敷かれるようになりました。カンボジア平原のように雨の多い地域では、...

東南アジア全体としてはまだまだ農業が中心ですが、シンガポール、マレーシア、タイなどは東南アジア有数の工業国になっています。東南アジアには、スズ、石油、ボーキサイト、石炭、鉄、堂、金銀、天然ガスなど、鉱物資源が豊富にあり、各国工業の大きな支えになっています。東南アジアの工業化は戦後以降東南アジアの経済は、戦後しばらくは一次産業に依存するモノカルチャー経済でしたが、60年代以降、シンガポールの工業化を...

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