東アジアの気候の特徴
東アジアの気候は内陸部と沿岸部で違いが大きいのが特徴です。比較的雨が多く湿潤な沿岸部に対し、内陸部は乾燥しており砂漠やステップが広がっています。
東アジアの気候区分
亜熱帯気候
該当地域:日本の沖縄、台湾の台北、中国の広州など
亜熱帯気候は夏は熱帯地域なみに暑く多湿、冬は温和になるのが特徴です。降水量によりさらに亜熱帯砂漠気候、亜熱帯ステップ気候、地中海式気候、亜熱帯冬雨気候に分類されます。雨が少ないところが多い。ケッペンの気候区分では地中海性気候と乾燥気候が該当します。
大陸性気候
該当地域:中国北部、朝鮮半島北端、北海道など
内陸部は大陸性気候が支配的で、年間通して雨が少なく、亜熱帯気候地域と比べて気温の年較差が少ないのが特徴です。
モンスーンの影響
東アジアではモンスーン(季節風)の影響が広い地域でみられます。日本では冬の北風、夏の南風などとして知られています
北風とは
日本でいう「北風」とは、冬に北西方向からやってくるモンスーンです。アジア大陸方向から水分を多分に含んで到来し、本州の山間地にぶつかります。そのため日本海側では雪をふらし、山を超えた太平洋側には乾燥した風をもたらします。
南風とは
日本でいう「南風」は夏(4月頃〜8月頃)に南から吹く風のことです。太平洋の熱帯地域からやってくるので温かいのが特徴です。