東南アジアの民族衣装の種類

東南アジアの民族衣装の種類

東南アジアの代表的な民族衣装を紹介しています。東南アジアには多様な民族が暮らしており、それだけ数多くの個性的な民族衣装がみられます。熱帯雨林気候に適応した機能的な側面もしっかりしているのが印象的です。

 

サロン

インドネシアやマレー半島の男性が着るロングスカートのような腰布です。「サロン」はマレー語で「袋」を意味。熱帯の気候に適応した、通気性がよく機能的な普段着です。布を筒状に縫って作り、多くは木綿製です。

 

ケバヤ

インドネシア、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、タイなどで着られる民族衣装です。薄手で、ブラウスとワンピースを一体化させたようなデザインになっています。もともとジャワ人、スンダ人、バリ人の伝統的な衣装でした。

 

バロンタガログ

フィリピンで着られる男性用の民族衣装です。バナナの葉やパイナップルの葉が原料で、薄手ですが張りと耐久性があります。光沢と透明感があり美しい刺繍もありエレガントな印象です。正装向けの男性用衣装ですが、女性向けにデザインされたものもあります。

 

テルノ

フィリピンで着られる女性用の民族衣装です。ワンピースのようなデザインで、大きな袖が特徴的です。素材はバロンタガログと同じ。

 

アオザイ

アオザイはベトナムの民族衣装です。アオザイはベトナム語で「長い」を意味。体の線を強調する服で、チャイナ服に近いです。女性用のものが有名ですが、男性用のアオザイもあります。高温多湿の気候に適応した薄手の絹が用いられます。