アジアといっても非常に広大な地域ですから、食文化の特徴を語るとしたら、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアなど地域ごとに見ていくほうがいいでしょう。
俗にラーメンと呼ばれる、中国に起源を持つ麺料理です。アジアではもちろん今や欧米諸国でも人気の料理です。小麦粉で作った麺に、出汁の素材には豚骨、牛骨、削り節、昆布など様々な材料が用いられ、非常にバリエーション豊かなスープが存在します。
日本で発展してきた麺料理です。、穀物のソバの実を原料とする蕎麦粉が用いられており、あっさりしたスープにつけて麺の香りと共に味わいます。もりそば、かけそば、ぶっかけ蕎麦など様々な種類の蕎麦料理が存在します。
蕎麦粉とデンプンから作った麺を、冷たいスープに入れ、具材として肉、野菜、キムチなどを加えた麺料理です。朝鮮半島に由来しています。
ベトナム社会で発展してきた、米粉を使った平たい麺料理です。形としては日本のきし麺に似ています。鶏や牛から出汁をとった透明なあっさりしたスープを用います。
小麦や米で作った麺に、唐辛子やコショウ、醤油などで味付けし、具材としてチャーシューやもやしを入れた麺料理です。名前の通り、主にシンガポールで食べられています。
ガランガルやターメリックといった香辛料で風味付けし、魚や海老といった魚介から出汁がとられている麺料理です。主にマレーシアやシンガポールで食べられています。
麺にエビなど魚介類または鶏肉、豚肉などの具材のワンタンを載せた麺料理です。世界各地で食べられますが、特に香港、シンガポール、マレーシアなど東南アジアで有名です。
ネパールなどチベット文化圏で食べられるうどんによく似た料理です。塩味が基本で、野菜を主な具としているあっさりな麺料理です。
インドやネパールでポピュラーな麺料理で、豊富な香辛料と食材を一緒に煮込んで作られます。インド・ネパール版の焼きそばのようなものでしょう。