中央アジアに暮らす民族の特徴

中央アジアに暮らす民族の特徴

カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンなどの中央アジア諸国にはソ連時代の名残もあり、ロシア語風の姓名を持つロシア系の住民も少なくありません。ソ連から独立する前はロシア人が数割を占めていました。(現在は国外流出が続き数%にまで減少)

 

ウズベク人

中央アジアで最大の人口規模を誇るテュルク系民族です。多くはウズベク語を使用し、イスラム教スンナ派を信仰しています。主にウズベキスタンに居住しています。人種的にはモンゴロイドとコーカソイドのミックスが多いです。

 

カザフ人

主にカザフスタンに居住するテュルク系民族です。「カザフ」とは「冒険者」「反徒」を意味しています。今では定住生活ですが、もともとは遊牧生活を行っていました。人種的にはモンゴロイドに属しています。

 

キルギス人

主にキルギスに居住するテュルク系民族です。自称はクルグズ。多くはテュルク諸語のキルギス語を話し、イスラム教スンナ派を信仰しています。人種的にはモンゴロイドに属しますが、コーカソイドの特徴もみられます。

 

タジク人

主にタジキスタンに居住する民族です。多くはペルシア語を話し、イスラム教スンナ派を信仰しています。有史以前からイラン高原で生活を営んでおり、イラン系の文化を持ちます。

 

トルクメン人

主にトルクメニスタンに居住するテュルク系民族です。テュルク諸語のトルクメン語を話し、イスラム教スンナ派を信仰しています。