
東アジアって一言で言っても、いろんな国があるし、それぞれの広さもけっこうバラバラなんですよね。しかし「面積の大小にかかわらず、それぞれに独自の地理的な特徴と役割」があるんです。今回は6つの国を例に、面積の比較と、それぞれの広さがどんな意味を持っているのかを見ていきますね!
でも、ここで大事なのは「広い=すごい」とか「狭い=ダメ」って話じゃないってこと。面積ってのは、国の個性の一部にすぎないんです。
まずは東アジアの中でよく取り上げられる6カ国──中国、日本、韓国、北朝鮮、モンゴル、台湾──の総面積と、それぞれの国の面積を比較してみましょう!
この6カ国の総面積を足すと、約1,181万平方キロメートルにもなります。これはアジア全体(約4,450万平方キロメートル)の4分の1以上を占める広さなんですよ!でも、面積の大小だけでは、その国のすべては語れません。
広い国土を持つということは、それだけ自然環境のバリエーションも多く、資源や人口の分布にも特徴が出やすくなります。
中国は山も平野も砂漠もあるという、自然のデパートのような国。寒冷な東北地方から熱帯の海南島まで、いろんな気候帯がそろっているので、農業も工業も多様に展開できます。
モンゴルは人口密度が低く、大草原が国土の多くを占めています。そのため、近代的な都市は少ないものの、伝統的な遊牧文化がいまも息づいているのが特徴です。
一方で、面積が小さい国は土地を有効に使い、効率的な都市化や経済戦略を展開するケースが多いです。狭いからこそ、知恵と工夫が光るんですね。
日本は国土の7割が山地という、実は使える土地が少ない国。でもその中で農地や都市を整備し、物流インフラを発達させて、経済大国に成長してきました。地震や台風にも対応しながらの暮らしは、日本独自の工夫の結晶ともいえます。
韓国や台湾は国土がコンパクトな分、都市化が進んでいて、産業が一極集中しやすいです。ソウルや台北などの大都市に政治・経済・文化が集まり、効率よく発展を遂げているのが特徴ですね。
ここで改めて強調したいのは、面積の大小=その国の「価値」ではないってことです。地理的な広さは単なる“条件”であって、それをどう活かすかはまた別の話なんです。
たとえば中国のように広くても、乾燥地帯や砂漠など居住に向かない土地も多いし、逆に台湾や韓国のように狭くても技術や教育が行き届けば、高度な産業国家になります。
また、面積に関係なく地理的な位置──たとえば海に面しているとか、貿易ルート上にあるとか──は大きなアドバンテージになります。日本や韓国、台湾はその典型です。
国の面積って、つい「広いか狭いか」で比べたくなっちゃうけど、実際には面積だけじゃ国の強みや個性は語れないんですよね。大事なのは、その土地の条件をどう生かして、どんなふうに人々が暮らしてきたか。その視点をもって比べてみると、東アジアの国々の姿がもっと立体的に見えてくるはずです!