東南アジアの面積|11カ国の総面積と面積ランキング!

東南アジアって、コンパクトに見えるけど実はとっても広いんです。しかも11か国それぞれが、まるでパズルみたいにバラバラな形をしているから、地図だけ見ていてもその広さの感覚ってつかみにくいんですよね。でも実際には、東南アジアの総面積はヨーロッパに匹敵するほどの広さがあるって聞いたら、ちょっと驚きませんか?今回はその総面積と、各国の面積をランキング形式でご紹介します!

 

 

東南アジア全体の面積

まずはざっくり全体像から見てみましょう。東南アジアには11の国がありますが、その合計面積はおよそ455万平方キロメートルにもなるんです!これはヨーロッパ(約1000万平方キロメートル)の半分弱、中国(約960万平方キロメートル)の半分ほどの広さに相当します。

 

ちなみにこの広大な地域には、ジャングルもあれば山岳地帯、火山列島、都市密集地帯など、本当にいろんな自然環境がギュッと詰まっていて、多様性という面でも面白さが際立っています。

 

東南アジア11か国の面積ランキング

では次に、東南アジアの11か国を面積が大きい順にランキングで見てみましょう!「えっ、意外とあの国って大きいんだ!」という発見があるかも…?

 

東南アジア各国の面積ランキング(2024年時点・概数)
  • 第1位:インドネシア 約1,905,000平方キロメートル
  • 第2位:ミャンマー 約676,600平方キロメートル
  • 第3位:タイ 約513,100平方キロメートル
  • 第4位:ベトナム 約331,200平方キロメートル
  • 第5位:マレーシア 約330,000平方キロメートル
  • 第6位:フィリピン 約300,000平方キロメートル
  • 第7位:ラオス 約237,000平方キロメートル
  • 第8位:カンボジア 約181,000平方キロメートル
  • 第9位:東ティモール 約14,900平方キロメートル
  • 第10位:ブルネイ 約5,800平方キロメートル
  • 第11位:シンガポール 約730平方キロメートル

 

こうして見ると、インドネシアが圧倒的ですね。なんと全体の4割以上をインドネシアだけで占めているんです。逆にシンガポールは一番小さく、東京都23区より少し広いくらい。でも面積の小ささとは裏腹に、経済ではかなりの存在感を放っていますよね。

 

面積と人口は必ずしも比例しない!

面積が広いからといって、そのまま人口も多いかというとそうでもないのが面白いところ。たとえばラオス東ティモールはそれなりに広い土地を持っていますが、人口はかなり少なめ。一方でフィリピンベトナムなどは土地の広さに対して人口密度が高いんです。

 

国の広さと実際の生活のスケール感って、必ずしも一致するわけじゃないんですね。

 

面積が大きい国の特徴って?

じゃあ、面積が広い国にはどんな傾向があるのか、ちょっと見てみましょう。

 

自然資源が豊富

インドネシアミャンマーのように広い国土を持つ国は、その分、鉱物資源森林資源が豊かです。天然ガス、石炭、ニッケルなど、多くの天然資源を輸出して経済を支えている国もあります。

 

交通インフラに課題も

広い分だけ、都市と地方の格差も出やすくなります。特に山が多い国では、道路や鉄道の整備が追いつかないという課題もつきもの。物流網の発展がその国の経済成長に直結するんです。

 

多民族・多言語の傾向

面積が大きい国は、その分さまざまな民族や言語が存在していることが多いです。インドネシアには300以上の民族グループがいて、公用語はインドネシア語ですが、地域によって日常で使う言葉が全然違うなんてことも。

 

面積の小さい国の強みは?

じゃあ逆に、面積が小さい国にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

都市機能の集中と効率性

シンガポールはその代表例。コンパクトな国土に人口も経済もギュッと詰まっていて、都市計画や交通網がとっても効率的。小さい国だからこそ、政策の実行も早く、機動力のあるガバナンスが可能なんです。

 

海に囲まれた利点

ブルネイ東ティモールのような小さな島国は、海洋資源港湾施設を生かした経済活動が強み。観光、漁業、海上貿易など、海に依存した戦略が展開されています。

 

東南アジアは、ただ「アジアの南東にある国々」というだけでなく、国ごとの面積のちがいが、自然や産業、文化にまで影響を及ぼしていて、地域としての多様性を育んでいるんです。「面積=国力」とは限りませんが、やっぱり面積が大きい国にはダイナミックな広がりがあり、小さい国にはコンパクトにまとまった強さがある。そんな視点で地図を見ると、また違った面白さが見えてくると思いますよ!