
東南アジアって、コンパクトに見えるけど実はとっても広いんです。しかも11か国それぞれが、まるでパズルみたいにバラバラな形をしているから、地図だけ見ていてもその広さの感覚ってつかみにくいんですよね。でも実際には、東南アジアの総面積はヨーロッパに匹敵するほどの広さがあるって聞いたら、ちょっと驚きませんか?今回はその総面積と、各国の面積をランキング形式でご紹介します!
まずはざっくり全体像から見てみましょう。東南アジアには11の国がありますが、その合計面積はおよそ455万平方キロメートルにもなるんです!これはヨーロッパ(約1000万平方キロメートル)の半分弱、中国(約960万平方キロメートル)の半分ほどの広さに相当します。
ちなみにこの広大な地域には、ジャングルもあれば山岳地帯、火山列島、都市密集地帯など、本当にいろんな自然環境がギュッと詰まっていて、多様性という面でも面白さが際立っています。
では次に、東南アジアの11か国を面積が大きい順にランキングで見てみましょう!「えっ、意外とあの国って大きいんだ!」という発見があるかも…?
こうして見ると、インドネシアが圧倒的ですね。なんと全体の4割以上をインドネシアだけで占めているんです。逆にシンガポールは一番小さく、東京都23区より少し広いくらい。でも面積の小ささとは裏腹に、経済ではかなりの存在感を放っていますよね。
面積が広いからといって、そのまま人口も多いかというとそうでもないのが面白いところ。たとえばラオスや東ティモールはそれなりに広い土地を持っていますが、人口はかなり少なめ。一方でフィリピンやベトナムなどは土地の広さに対して人口密度が高いんです。
国の広さと実際の生活のスケール感って、必ずしも一致するわけじゃないんですね。
じゃあ、面積が広い国にはどんな傾向があるのか、ちょっと見てみましょう。
インドネシアやミャンマーのように広い国土を持つ国は、その分、鉱物資源や森林資源が豊かです。天然ガス、石炭、ニッケルなど、多くの天然資源を輸出して経済を支えている国もあります。
広い分だけ、都市と地方の格差も出やすくなります。特に山が多い国では、道路や鉄道の整備が追いつかないという課題もつきもの。物流網の発展がその国の経済成長に直結するんです。
面積が大きい国は、その分さまざまな民族や言語が存在していることが多いです。インドネシアには300以上の民族グループがいて、公用語はインドネシア語ですが、地域によって日常で使う言葉が全然違うなんてことも。
じゃあ逆に、面積が小さい国にはどんなメリットがあるのでしょうか?
シンガポールはその代表例。コンパクトな国土に人口も経済もギュッと詰まっていて、都市計画や交通網がとっても効率的。小さい国だからこそ、政策の実行も早く、機動力のあるガバナンスが可能なんです。
ブルネイや東ティモールのような小さな島国は、海洋資源や港湾施設を生かした経済活動が強み。観光、漁業、海上貿易など、海に依存した戦略が展開されています。