【世界史】アジアの地理歴史まとめ

【世界史】アジアの地理歴史まとめ

【世界史】アジアの地理歴史まとめ

アジアとは、世界をアジア(亜州)、ヨーロッパ(欧州)、アフリカ(阿州)、北アメリカ(北米)、南アメリカ(南米)、オセアニア(大洋州)という6つの領域(大州)に分けた場合の1州です。ヨーロッパを除くユーラシア大陸全般がアジアであり、ユーラシア大陸の80%を占める地域がになります。世界人口の約60%が集中しており、6大州のうち最も広い面積で、最多の人口を抱える地域です。

 

 

「アジア」の語源

「アジア」というのは、古代ギリシア時代、ヨーロッパ人が住んでいた地中海沿岸地域から見て「東方」を指していた言葉に由来しています。はじめ、ヨーロッパ人にとってアジアといえば、せいぜい地中海沿岸の東岸地域くらいまでの認識だったのです。しかしヨーロッパ人が世界に進出するにつれ、その範囲が拡大していき、ヨーロッパを除くユーラシア大陸全般の地域をアジアと呼ぶようになりました。

 

アジアの定義

「アジア」と他の地域の地理的境界は不明瞭です。アフリカのスエズ地峡のようなわかりやすい地理的境界線がアジアにはなく、地理的条件だけでなく、人種、民族構成、文化的傾向などによって区分されることが多いです。また国や組織などその立場によって、「アジア」の指す範囲が違う場合があります。

 

アジアの地域区分(国連基準)

国連やヨーロッパのように非常に広い範囲をアジアとする見方を採用する場合、地理や人種、民族的観点から、東アジア(極東)、東南アジア、南アジア、北アジア、中央アジア、西アジア(中東・近東)のようにさらに細分化してアジア地域をとらえています。

 

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アジアの国家一覧

東アジア(極東)

日本、中国、台湾、韓国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、モンゴル

 

東南アジア

ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、ベトナム

 

南アジア

アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカ

 

中央アジア

カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン

 

北アジア

ロシアのシベリア領域(ウラル連邦管区、シベリア連邦管区、極東連邦管区など)

 

西アジア(中東・近東)

サウジアラビア、イラク、アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、クウェート、オマーン、イエメン、イラン(※1)、レバノン、シリア、ヨルダン、パレスチナ、アフガニスタン(※1)、イスラエル、トルコ(※2)、キプロス(※2)、アゼルバイジャン(※2)、ジョージア(※2)、アルメニア(※2)、エジプト(スエズ運河以東)

 

(※1)…南アジアに含まれる場合もある国
(※2)…ヨーロッパに含まれる場合もある国

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