西アジア(中東)

西アジア(中東)の特徴

西アジア(中東)の特徴

西アジア(中東)の特徴記事一覧

<クリックで拡大>中東とは一般に、インドより西における、アフガニスタン以外の西アジアと、アフリカ北東部の総称のことを指します。ただ中東とは主に文化や政治的・文化的な一体性を基準にした国際政治学上の地理区分で、その範囲は、国や立場によって異なり、絶対的な基準があるわけではないことに留意が必要です。「中東」の語源中東というのは19世紀以降イギリスの帝国主義時代に生まれた概念です。イギリスの植民地で、は...

中東は文化的な同一性を基準にした国際政治学上の地理区分のこと。中東圏といえば、イスラーム文化との深い結びつきが挙げられます。イスラーム文化とはイスラム教信者(ムスリム)に共通する文化のことで、唯一絶対の神(アッラー)を信仰、文学は主にアラビア語やペルシア語で記述、美術はアッラーを題材としたもの、建築は礼拝堂モスクの様式を採用、…といった特徴を持っています。こういったイスラム文化は、7世紀にアラビア...

中東の気候についてまとめています。乾燥気候東アジアがしばしば湿潤アジアと呼ばれるのに対し、西アジア(中東)は乾燥アジアと呼ばれることがあります。アラビア半島を巨大な長靴に見立てた場合、爪先に相当する部分を北回帰線(北緯23.5度の緯線)が通過します。この北回帰線の周辺は乾燥気候地域であり、中東の広い地域がこの気候帯に属しているのです。乾燥気候地域の特徴雨がめったに降らず、砂漠が広い面積寒暖差がある...

中東は世界の三大宗教である、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が誕生した地。イスラム教の聖都メッカとメディナが存在し、世界中から巡礼者を受け入れています。そして現在、中東の住民の大半がムスリム=イスラム教の信徒です。中には法律としてイスラム教を国教として定め、他の宗教の崇拝を禁じている国もあります。中東の非イスラム教国家レバノンレバノンは中東諸国では珍しくキリスト教が強い国です。レバノンの人口の95...

中東における主流な言語としては、アフロ・アジア語族【アラビア語、ヘブライ語】、インド・ヨーロッパ語族【ペルシャ語、クルド語】、アルタイ諸語【トルコ語】が挙げられます。中でも最も話者人口が多いのはアラビア語で、世界で3番目に多くの国と地域で使用されている言語でもあります。アラビア語圏は中東地域の大半を占めていますので、基本的に中東=アラビア語圏という理解でも良いでしょう。アラビア語圏の国々アラブ首長...

中東地域は、南アジア・中央アジア・ヨーロッパなど、古来より周辺地域との民族の行き来が盛んな場所で、民族の十字路とも呼ばれています。アラブ人中東最大の人口を誇る民族です。アラビア語を話します。7世紀にムハンマドによってイスラム教が開かれ、中東・北アフリカを中心に広がっていきました。聞いたことあると思いますが、アラブ人が過半を占める国々のことを「アラブ諸国」といいます。ペルシャ人主にイラン地域に居住す...

中東料理は、様々なスパイスやハーブを駆使し、香りを重視する傾向にあります。日本人が慣れ親しんだ外国料理の中では、インド料理に近いといえます。中東料理には、豆類や、フルーツ、野菜なども多用されるので、健康志向が高まる近年「中東料理は健康的」として注目を集めています。特にレバノン料理は健康的とヨーロッパでも人気があります。レバノン人口の30%が属するカトリック教会または正教会では、肉や魚が口にできない...

中東は天然のエネルギー資源が豊富な地域です。中東諸国の多くは、産業構造を天然資源の輸出に特化している、いわゆるモノカルチャー経済であり、日本含め、世界中の国が石油輸入の大半を中東に依存しています。中東経済の問題点石油価格が下落する中、歳入のほとんどを石油に依存しているような国(例:サウジアラビア)は財政難に苦しんでいます。いくら天然資源に恵まれていても、輸出で得たお金を自国産業の育成に使わないと、...

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