中東の人口増加の原因は?

中東という地域概念は一定のものではありませんが、西アジア地域の国々(アフガニスタン以西)+北アフリカ地域のイスラム国家を中東とした場合、そこには約5億人の人々が住んでいます。ヨーロッパ全体の人口と同じくらいです。

 

世界的に人口は増加傾向にありますが、中東の人口増加率は特に高く、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなどは特にその傾向が顕著です。

 

人口増加の要因

第一に出生率の高さがあります。中東では、子供の死亡率が高い分たくさん生もうという考えが根強いからです。その為豊かな国ほど人口は少なく、人口が多い国は貧しい傾向にあります。

 

外国人労働者の流入

出生率の高さだけでなく、UAEやカタールのように経済が活況な国は、外国人労働者を次々と受け入れていますから、これも人口増加の一因になっています。

 

人口増加の問題

人口は豊かさと相関関係にありません。特に中東の乾燥帯気候では農業生産性が悪いので、人口が増えすぎた国では食糧の供給が追いつきません。人口の急増は慢性的な飢餓状態を招くのです。

 

パキスタンは中東における多人口国家の一つですが、人口約1.9億人のうち1日2ドル未満で暮らす貧困層は国民の半数を超えています。

 

十分な教育を受けられず、仕事が見つからない若者がテロ組織の活動に加わってしまうことも社会問題となっています。