中東で豚肉が禁止な理由は?

世界には豚肉を禁じる宗教がいくつかありますが、そのうちの一つが中東で支配的なイスラム教です。

 

イスラム教では豚は不浄なものであるとされており、食はタブーとなっています。ムスリムの知人・友人を招いて食事を振る舞ったりする場合は、気を付けなければなりません。

 

イスラム圏における豚肉の取り扱い

イスラム文化圏では、販売することはおろか持ち込む事事態も禁じている国もある一方、レバノンやエジプトなど他宗教の信者も多い国では普通に販売されているなど、国によって扱いは異なります。

 

料理店の義務

中東のイスラム諸国以外でも、中国やシンガポール、マレーシアなどムスリム人口の多い国の料理店では、豚肉を扱う場合以下3箇条を示す「ハラール」という証明書の取得と表示が義務づけられています。

 

ハラールの3箇条

  1. 豚肉を一切使用していないこと。
  2. 豚に由来する成分が含まれていないこと。(ラードや豚骨スープなど)
  3. 豚以外の肉でも所定の手続きに沿って屠殺したものであること。

 

三つめの項目からわかるとおり、豚肉を使っていなくても、ハラールに記された方法で屠殺されていない哺乳類や鳥類の使用も全て禁じられています。

 

その為厳格なムスリムは、豚肉に限らず、出所や屠殺方法がわからない肉類は一切口にしません。

 

中東で食べられる肉

中東では庶民の肉といえば基本的に鶏肉です。羊肉は鶏肉より若干高級ですが、鶏肉に次いで食べられます。

 

牛肉は禁忌ではありませんが、中東の乾燥気候は牛を飼うのに適さないので、食べられることは少ないです。