アジア文学の特徴とは?

文学とは言語表現による芸術作品のこと。小説、詩、戯曲などがそれにあたりますね。

 

アジアの文学、と一口にいってもアジアというのは非常に広大な地域なので、地域がたどってきた歴史によってそこに根付く文学の特徴にも違いがあります。

 

ここでは東アジア(極東)/東南アジア/南アジア/北アジア/中央アジア/西アジア(中東・近東)における文学の特徴を簡単に紹介したいと思います。

 

東アジアの文学

◆日本
日本文学の歴史は7世紀からすでに始まっているといわれており、中国文学の影響も大きいです。紫式部や松尾芭蕉など世界的に有名な歴史上の作家も多いです。

 

◆中国
3000年以上の歴史を誇り、多様な形式を包括しています。中国最古の詩集として紀元前500年頃(孔子の時代)に書かれた『詩経』があります。最古の詩人としては紀元前 300年頃の屈原が知られています。

 

◆朝鮮
現在朝鮮半島は南北に分断されており、北の朝鮮民主主義人民共和国における文学は「朝鮮文学」、南の大韓民国の文学は「韓国文学」と呼ばれます。朝鮮および韓国文学の本流の歴史は、ハングル文字が誕生した15世紀より始まります。有名な文学者としては李光洙などが挙げられます。

 

東南アジアの文学

◆タイ
タイ語とタイ文字で表現された文学で、13世紀スコータイ王朝時代からの長い歴史を汲んでいます。第二次世界大戦期やサリット時代以降に抑圧勢力の台頭で思想・表現の自由が制限されるなど、文学の衰退期も経験しています。

 

◆フィリピン
フィリピンは、かつてスペインやアメリカに統治されていたこともあり、フィリピン語の他にスペイン語や英語で書かれた文学作品も多いです。植民地時代の苦悩や閉塞状況を綴った作品も目立ちます。

 

南アジアの文学

◆インド
インドではサンスクリット語、ヒンディー語、タミル語など多数の言語による独自の文学作品が生み出されています。特にリグ・ヴェーダと呼ばれる聖典が有名で、古代インドの聖典の中でも最も古いといわれています。

 

西アジア(中東)の文学

◆アフガニスタン・イラン
アフガニスタン、イランなどで生み出された文学のことをペルシア文学といいます。ペルシア文学とはペルシア語で書かれた文学のことで、ペルシア語とはアラビア文字のことです。